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畜群総排除委員会

わちきはわちきに危害を加えてくる畜群を排除したいだけ。

「待つ」ということ

人は「待つ」ということに対してに神経質。

 

こんばんは。今回は「人と時間」についてのお話を少々。

みなさま、それぞれの「時間」を大事にしていますか?

仕事、趣味、食事、睡眠などであっという間に1日が終わってしまっている、という社会人も少なくはないでしょう。最近は趣味や就寝時間すらないという方もいらっしゃるようで。

 

わちきは、仕事(副業含む)、趣味(ゲームや動画制作)、食事、睡眠の全てを何とかこなせています。本当は1日が24時間以上あればいいのになあ・・・と思うこともありますが。

 

そうした生活の中で、わちきがよく目にしたりするのが、あるお客さんがコンビニでレジ会計をしてもらっている時に、2番目に並んでいる人が終始イライラしているという光景でした。なぜだかお分かりいただけますよね?店員さんがあたふたしてて(恐らく深夜のワンオペ)、わちきを含む4人くらいのお客さんの列がレジに出来ていました。会計中のお客さんはコーヒー、おでん、中華まん、ドーナツといったカウンター販売の品々を次々に注文されていました。それで、1人の会計時間がかなりかかりました。しまいには2番目のお客さんが「もう1人おらんのか!!」と怒鳴る始末。

 

深夜のコンビニのワンオペの恐ろしさは強盗よりもこういった怒鳴り声、クレームの方にあるとわちきは思います。

わちきの会計が終わったのは結局15分くらい後だったかと思います。

わちきも「もう1人おらんのかなー?」と思っていましたが、上に書いたようなお客さんのように怒鳴るようなことはしませんでした(というかできない)。

 

そういう経験をしたという方は少なくはないとわちきは思っています。コンビニ店員にしろお客にしろ。

 

なぜ、人(あえて日本人とは書かない)は時間に対してこうも神経質になるのでしょうか。

急いでるから?タイムイズマネー?いろんな考えがあると思います。

 

ここで読書紹介。

臨床哲学者の鷲田清一先生が『「待つ」ということ』(2008年)という本を出版された当時、わちきも買って読みました。

 

www.amazon.co.jp

 

どのような本かというと、確か、スマホや携帯電話の普及によって、私たちは「待つ」という必要がなくなってきた、という感じだったと思います(いかんせん6年前に買った本で今はもう手元にない)。

 

出版から約10年近く経つわけですが、果たして著者の言う「現代社会は待たなくていい」という哲学が通じるのか?ということです。

 

上に書いたように、レジで待たされるお客さんのイライラな態度を見ていると、必ずしも現代社会は「待つ」ということに対してそれを受け入れにくいようにわちきは思います。

 

わちきが大学院時代にお付合いさせていいただいた後輩(詳細はブログ記事「大学院時代の葛藤と対人依存症」を参照)とのやりとりの中で、お付き合いする以前から仲良くさせていただいたのですが、その連絡方法はほとんどがメールでした。彼女の精神状態にもよりましたが、1日ではメールが返ってこないことも多々あり、そうした時にわちきはいつも彼女に電話してしまいました。それでやっと連絡がついて「話ができる」ということに安堵感を得ていたのです。

 

現代社会の連絡用SNSの代表的なものがLINEであると思います。あれにはメッセージの「既読」という機能がついていまして、それによって、相手が何をしているか、というのを想像することができます。中には「なかなか既読にならないから困った」という人もいらっしゃるのではないでしょうか。わちきも、そういう経験があります。

 

しかし、SNSの普及によって、現代社会において「待つ」ということに対してやはり人は神経質であることに間違いないとわちきは感じています。要するに、人は「待つ」ということができない。

 

わちきの元指導教官が、2011年3月にわちきの追い出しコンパの際に言ってくれた言葉で最も印象に残っているのが「地理学者は(特定地域の時空間の現象を把握する学問が地理学)時間と空間に縛られちゃいけないんだよ」というものでした。

 

一般人にとっては「待つ」ということができない、という人もいらっしゃるようですが、わちきも地理学者を目指す身として、「時空間に支配されない」ということを人生の中で実践していけたらと思います。

 

そういう意味において、日々の「待つ」ことに対して少し距離を置いてみようと思います。送ったLINEが「既読」にならなくても、それ(既読という時間概念)に支配されないように生きてみるということが、必要なんだろうなあと思います。

 

大した読書紹介にはなりませんでしたが、いかがだったでしょうか。

次のブログ記事では中島義道先生の『ニーチェニヒリズムを生きる』(2013年,河出書房新社)について紹介したいと思います。

 

では、今回はこの辺で。